気楽に暮らす/ease of …[イーズオブ]

「自然に、気楽に、心地よい人生を」シンプルですっきりするモノ・コト・ビジョン。些細な幸せと向き合える「穏やかさ」と「余裕」を日常に。

「タスク処理と脳機能」〜マルチタスクとどう向き合う?〜

みなさん、こんにちは。
ズボラにハッピーライフ、会社員まいしむです。


今回は、
タスク処理と脳機能について

中でも、マルチタスクにフォーカスした話です。

よく言われる
マルチタスク非効率
マルチタスク効率化

という人を悩ませる問題。 (どっちなん!?)

これについて改めて「〜べき」論や「〜術」的なことを述べるつもりはありません。

これから書くことは、
あくまで私の経験からの思い、気をつけようとしていることをまとめてみたものです。


ここで言うマルチタスクとは

一応、ここで語るマルチタスクは何のことを指すのか示しておきます。

▼当記事でいうマルチタスク
複数案件のタスクを入れ替わり立ち代りでこなすこと。

複数案件、タスクの同時進行。
いくつもの案件を担当するような仕事をされている方にとっては典型的な仕事の進め方かと思います。

必ずしも「電話をしながら別の事務処理をする」などの
「〜ながら」系の行動のみを指すわけではありません。

マルチタスクは問題児なのか!?

マルチタスクは仕事に限らず人が何かをこなしていく上で、重要なテクニック。

上手く使いこなせば、時間を有効活用できる。
これは、改めて検証せずとも感覚的にわかることだと思います。

身近な料理を例に考えたら・・・

  • メインディッシュを今煮込んでいるから、その間に2品目の調理をする…
  • 別の品目の食材もまとめて下ごしらえしておく…

等々…よくある行動ですよね。

1品1品独立して作っていったら、いったい何時間かかるんだって話です(−_−;)

でも、昨今ではマルチタスクは脳に負担をかけるとか生産性を落とすとかも聞きますよね。

こちらのサイトでは、こんなことが紹介されています。

マルチタスクは、同時に複数の作業を処理しているのではなく、脳のスイッチを高速で切り替えているだけです。米Entrepreneurの記事では、「シングルタスク」の著者デヴォラ・ザック氏の意見が紹介されています。

「みなさんがマルチタスクと呼んでいるものは、神経科学者の言うところのタスク・スイッチングです。(2つを同時に考えているのではなく)複数のタスクを短時間で行き来しているのです」
参考サイト: https://www.entrepreneur.com/article/247833

ザック氏は、タスク・スイッチングは生産性を40%も低下させるだけでなく、脳が収縮する原因になると指摘しています。短時間に高速でスイッチを切り替えようとすると「脳がオーバーロードし、脳内の灰白質が収縮する」と言っています。


生産性が40%低下、脳が収縮…

なんだか恐ろしい話です。

とはいえ、
マルチタスクを避けて生きるのはまず無理な話。
先の料理もそうですが、仕事でもシングルタスクを突き通すなんて現実的ではないですね。
別件の電話が入ったり、話しかけられたら強制タスク・スイッチングです。

要は、これにどう向き合うかが問われているのかなと。


下手なマルチタスクは危険(私の犯した失敗…)

私は脳に詳しいわけでも、科学者・医者でもありません。ただの会社員です。
故に、マルチタスク』、『タスク・スイッチング』が実際に脳機能にダメージを与えるのかはわかりません。

でも、過度なタスク・スイッチというものが脳に負担をかけてしまったのかな?
という経験をしたことがあります。

それが、当ブログの自己紹介 でも記載している
メンタルダウンの経験。


復帰して健康になった今振り返ると、
メンタルダウンに陥った主たる原因

過度なタスク・スイッチング

だったのかなと思っています。

もちろん、予算・目標達成に向けたプレッシャーなどの精神的負担がなかったわけではありません。

ただ、その時の症状は
「気持ちの落ち込み」以上に「脳が働かない」
の方が大きかったのです。

ちなみに、私がメンタルダウンに至るまでの過程をざっくり振り返るとこんな感じ


  • 大阪から東京へ転勤の辞令
  • 辞令から3日目には着任。当然新居未定のまま、しばらくホテル暮らし
  • 朝から晩まで経験の無い業務、新居探し、引越しに奔走
  • タスクは把握するも、ズボラが故に1日の行動計画をあやふやにする(今日どこまでこなすつもりか)
  • 際限ないタスクに嫌気がさして、頭がぼーっとし、物事の処理が上手くいかなくなる
  • 頭と体の疲れで、もはや資料整理すらできなくなる
  • 人の話が頭に入らず、感情・欲望も弱くなる
  • 家族、知人の勧めもあり、休職…


太字のところが私の犯した致命的な失敗。

デッドラインを意識した計画のもとで動くも、
その日どのタスクをどこまで処理するかは曖昧にしていました。

結果、ろくな休憩も挟まずに際限なくタスク・スイッチを繰り返し、疲労と共に脳機能が低下…

気付いた時には、時すでに遅しです。

脳機能が低下していますから、新たに計画を考える気力と脳力は残っていません。

抜け出し難い、負のスパイラル突入です。

以降、私が気を付けていること

この経験から、最近気をつけていること。

当たり前ですが、最も重要なこと


ちょっと忙しいな…と感じたら
ズボラといえど、サボり欲を捨てて

今日どこまでのタスクをこなすか決める!
(1日のタスク数に上限を定めておく)

これを怠ると、時間の許す限りタスク・スイッチングを繰り返しフル稼動してしまいがちになります…
そして気付いたら負のスパイラルに足を踏み入れている…

なんてこともあり得るので、最初が肝心です。

その他、このタスク・スイッチングによる脳負荷を減らすために、以下のことにも気を配るようになりました。

✔︎なるべく関連性の高いタスクが続くように行動
(例)
・ A案件のタスクa→タスクb
・ 類似処理をまとめてこなす
(メール・電話・資料作成など)
✔︎打合せ前後には、極力関連性の高いタスクを配置
✔︎メールチェックは朝・昼・夕の決まった時間のみ
(通知もオフにする)
※至急なら電話連絡もするのが筋と割り切る。
✔︎大きなタスク・スイッチ時は、2〜3分何も考えない
(目や首のストレッチ、トイレへ離席などで小休止)


果たして、これらが正しい行動なのかはわかりません。

ただ、以前より気楽に仕事に立ち向かえ、ズボリーマンらしさを取り戻せた気はします。

私が人生で重要視している

「無理せず無難に切り抜けて、身近な幸せと向き合う余裕を持つ」

その余裕を持つためには、このタスク・スイッチングによる負担軽減も重要なポイントの一つかもしれません。




今回の内容は、「何を今更当たり前のことを」と思う方も多いでしょう。

でも、私のようなズボラさんにとってはうっかり陥りやすいポイントでもあると思います。

参考になるかはわかりませんが、
ズボラ人の一つの失敗談と反省として書いてみました。

それでは本日もお読み頂きまして、ありがとうございます。

また次回、bye-bye

まいしむ